3.11.2018

マーケティング隊員のお仕事

さまこんにちは!

いよいよ活動がスタートし、挫折したり成功したりしていますが、やっとこさ、このブログでも協力隊員としての活動を書いていきたいと思います。

今回はシリーズ第0回として、私の職種と任務のご説明です。








任務内容



「任務」と書きましたが、通称「要請内容」と呼ばれます。

通常、JICAの募集は次の流れで行われます。

①受入対象からの要請
②要請書公開・公募
③受験者が要請に対し応募
④合格・訓練・派遣

隊員はその要請内容に基づいて沢山の職種に分かれているのですが、私の職種はマーケティング

じゃあ物を売るのか?というと、必ずしもそうではありません。

私の要請の概要を見てみると、
OVOPプロジェクト終了後の生産者グループに対し、フォローを行う。
・グループのスキルアップ向上のため、アドバイスを行う。
とあります。

・・・知らない単語がありますね。

まずOVOPですが、One Village One Product(一村一品)の頭文字を取ったものです。

これは、村に最低一つ、特産品を作って売る事で、地元の人々の現金収入を増やそうという運動です。

この運動は日本の大分県で発案され、この40年間で世界を席巻しました。

日本でも沢山のOVOP成功例があります。

例えば、「いいちこ」。
例えば、「ごっくん馬路村」。

今では馴染み深い特産品の多くがOVOPによって開発され、貧しかった農村の経済に貢献しています。

詳しい説明は専門のサイトをご参照いただければと思いますが

OVOP自体はシンプルな原則に基づいています。


地域住民主導で商品の発掘と販売にあたることで、人づくりを行い、長期的に発展できる素地を作ろう、というのがOVOPの大きな狙いと言えます。



OVOPは成功しただけでなく、ボトムアップで地域を活性化させるため、この活動は高い評価を受けつつ多くの海外の国々に導入されました。



ではケニアでは?

数年前にプロジェクトが終了。

現在は協力隊員が対象地域に入ってサポートを行っています。

つまり私は、OVOPで特産品を開発したグループに入り込み、その成功に向けて技術的なサポートを行うのです。

サポートは状況に合わせて多岐に渡ります。
・販路拡大
・商品・パッケージデザイン
・品質管理
・簿記等マネジメント
などなどなど。

営業の経験はありませんが、簿記も持ってるし、メーカーの企画部門で働いていましたので、今までの経験は活きるはず!

やる気十分でケニア、ナクルカウンティーに赴任してきました。

ところが・・・





回はここまで!

次の記事から本格的に活動内容を書いていきたいと思います↓



活動記録シリーズ
第1回「つまづき、立ち上がる」
https://plannersvantagepoint.blogspot.co.ke/2018/03/blog-post_11.html